なんで「梅雨」で「つゆ」って読むの?ちょっと面白い名前の由来
夏休みに入る前、
雨が続いたら
「梅雨になったね」と、
なにげなく使ってしまっている
季節の言葉。
そんな季節の言葉が、
なんで「つゆ」になったのか
知りたくないですか?
そんな日常に見つけた
「どうして何で?」を、
のぞいてみましょう。
梅雨という名前の由来とは?
梅雨という言葉は、
中国から
「梅雨」=「ばいう」
という形で伝わってきたみたいです。
中国では
「梅雨」となった理由が
2つあるようです。
カビの生えやすい時期、
カビの雨と書いて
「ばいう」
と呼ばれていたのに、
カビより良い響きの
「梅」
を当てはめたとか……
梅が熟する時期だからとか……
それが日本に伝わってきて
江戸時代あたりに
「梅雨」=「つゆ」
となったそうですよ。
日本で
「梅雨」=「つゆ」
と呼ばれるようになった理由は、
窓などに付く
「つゆ」からきたとか
梅の実がじゅくして
「つぶれる」からきた
などと、
いくつか言われている
みたいですけど、
はっきりしていない
ようです。
その他気象用語の由来も解説!
いくつかの
気になった
天気に関係する言葉を
見てみましょう。
──季節病──
一定の季節になると
病気になったり、
病気が悪化することで
たとえば花粉症などが
そうです。
──小春日和──
暖かくて穏やかで
まるで春のような
晴れの日が、
秋の終わりから
冬の初めの頃に
やって来ることです。
ちなみに、
小春は昔の10月、
今で言うと
11月の別の呼び方から
来ています。
──時雨──
秋から冬にかけての
にわか雨のことで、
いっときの間だけ
暗くなるところからきた
というのと、
急に風が強まったりするからや、
通り過ぎる一時的な雨だから
というようなことをいろいろと
言われています。
──秋りん──
秋の始まりごろに
梅雨のように長く降る雨のことで、
秋雨、
秋の長雨、
すすき梅雨、
とも言うそうです。
──土用波──
夏の土用(うなぎを食べる日)
過ぎに見られる
波のうねりのことだそうです。
──春一番──
冬から春になる時に
初めて吹く強い風のことです。
──雪食い──
春先に高温と強風で
雪解けが
一気に進むことを
表現されているみたいです。
──菜種梅雨──
菜の花の盛りの時期に
梅雨のような雨が
続くことです。
──根雪──
冬の間に積もった雪が
長い間溶けずに
残っているからだそうです。
──花曇り──
桜が咲く頃の薄曇りで、
ホコリの舞いやすさから
遠くが
かすんで見える事も多い
ということです。
──クリスマス寒波──
ちょうど
クリスマスの時期に
低気圧が通って
寒くなるから
そんな名前になったようです。
──五月晴れ──
5月の晴れた日のことで、
5月の古い呼び方
「さつき」から来ていて、
梅雨の晴れ間のことを
さしています。
──空梅雨──
梅雨前線がとても弱くて、
雨が少なく、
降る量も少なかったら
こう呼ばれるそうです。
──梅雨の中休み──
梅雨の時期に
晴れた日が続いたりして
梅雨らしくない
天気になることを
こう言うそうです。
──夕立──
夏の午後に降る
にわか雨のことで、
夕方に
風や波や雲が
起こって立つから
そんな名前になったようです。
見ていくと
いろいろと
面白い名前がありますね。
まとめ
いつも見ているものの
名前の由来が意外だったり、
納得してしまう
ようなものだったり、
不思議な名前を見つけたり……
ちょっと空を見上げたり
気にしたりしてみると、
違ったことが発見できて
なかなか面白いですね。
これから、
ちょっと天気とかを
気にしてしまいそうですね。