銀杏てどんな味がする?ほろ苦いって どういうこと!?
夏が終わり、
いちょうの木が黄色に色づいてくると、
銀杏の実がなり、「秋がきたな~」なんて感じませんか?
そう、銀杏です。
銀杏は見た目はいいんですが、においがすごい・・・
でも、食べると意外においしい!
そんな銀杏の味やほろ苦さについて調べてみました。
銀杏てどんな味?
銀杏とは、
イチョウの木になる実の中の
さらに殻につつまれた胚乳種の部分を食べます。
果肉はにおいもきつくて、
食用ではありませんので注意してくださいね!
銀杏の味の特徴・・・
それは、ほろ苦さと少しだけ感じる甘さ。
「ほろ苦い」が気になって、辞書でしらべてみました!
ほろ苦い:少し苦いとのこと。
少し苦みがあって、少し甘さもある。
うーん、複雑な味。。
また、もちもちした食感も人気です。
殻をむいた時の、実のヒスイ色もとってもきれいですね。
銀杏の栄養価と効能とは?
銀杏は、とても栄養価の高い食材です。
デンプン・カロテン・ビタミンCなどが含まれ
また、骨を作るのに欠かせないミネラルもたくさん含まれています。
栄養だけみてみると、たくさん食べたい!と思いますよね。
でも、食べ過ぎは要注意です!
銀杏にはメチルピリドキシンという中毒物質が含まれていて、
食べ過ぎるとけいれんなどの中毒が起きるそうです。
とくに子どもは中毒が起きやすいので、気をつけましょうね。
また、授乳期に銀杏を食べるのも、あまりよくないとのこと。
母乳を通して、赤ちゃんに有毒成分であるメチルピルドキシンが吸収されて
しまう危険性があるので、避けたほうがよいでしょう。
妊婦さんもできるだけ避けたほうがよさそうですね。
また、銀杏は古くから中国や日本でも民間療法として活躍していて、
咳や痰をしずめるのにつかわれたり、また
夜尿症にも効くといわれています。
そんな効能があったとは、私も知らずに食べていました。
銀杏のおいしい食べ方は?
果肉のついている銀杏なら、
まずは下処理からしなくてはいけません。
匂いがきついので、屋外で作業するのがよいでしょう。
1:ボールに水をはり、果肉がふやけるまでつけておく。
2:必ず!ゴム手袋をつけ、実と種を分ける。
※銀杏の果肉には、ギンゴール酸やビロボールという物質によって
触れると皮膚炎になる場合がありますので注意が必要です。
3:種を天日干しにする。
4:種を新聞紙などにひろげ、綿棒などでたたき、種がつぶれない程度に
ヒビをいれる。
5:ヒビをいれた種を、
紙の封筒に入れ、口を三つ折りにしっかりと閉じ、
電子レンジ(500W)で1分加熱する。
(ヒビをいれると爆発しません。)
6:熱いうちに殻と中の薄皮を分けたら完成です。
その、下処理をした銀杏を、
1:ころころとフライパンで転がして、煎り銀杏
2:少量の油で揚げて、揚げ銀杏
どちらも、塩だけでもおいしくいただけますよ!
ビールのお供にいかがでしょうか?
下処理がどうしてもめんどう、においもすごいし・・という方には、
スーパーなどでは、下処理のされた銀杏や、
缶詰のぎんなんの水煮などが売られていますので、
いつでもおいしい銀杏が、手軽に食べられますよ。
また、銀杏を使った料理の定番と言えば、
茶碗蒸しや炊き込みご飯などなど。
秋を感じますね~。
小さい頃、母が茶碗蒸しに銀杏をよくいれてくれました。
でも、しつこいですが食べ過ぎには注意しましょう。
銀杏は冷凍保存できますので、
少量ずつ冷凍して、少しずつ食べるのがいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
銀杏の味・栄養・効能、そして、おいしい食べ方を紹介しました。
私も銀杏がとても栄養の高い食べ物であると知らずに食べていましたので、
とても勉強になりました!
あの銀杏特有のにおいも、
秋の訪れを感じさせるもので、悪くないなぁなんて。
みなさんも、秋を感じながら銀杏を食べてみませんか?