頭髪指導って何のためにするの！？地毛登録でも事態は解決しない！？

学生が髪の毛を茶髪に染めたり、金髪にしたり・・・。

そのたびに繰り返されてきた頭髪指導。

そもそも頭髪指導って何のためにやるのか、知っていますか？

頭髪指導を高校や中学でやる理由

そもそも頭髪指導を行う理由は髪の毛を染めることを禁止する校則があるのにも関わらず、髪を染める生徒がいるからです。

なので、そういう生徒をあぶり出すために頭髪検査を定期的に実施しているんです。

そうでもしないと、血気盛んな中学生、高校生はなかなか自分でブレーキをかけることができませんから、どんどん目立つ色になってしまいますからね！

頭髪指導の闇！？

ただ、上記に当てはまるのは自分で髪の毛を染めている校則違反者だけではありません。

実は地毛でもともと茶髪な人も大勢いるんです。

ドライヤーで髪の毛の色が変化することだってありますし、生まれつき髪の色素が茶色がかっている人も大勢います。

それなのに、そういった生徒まで一色単に頭髪指導の対象になってしまう現状があります。

完全に巻き添えとしか言えませんよね？(笑)

そもそも頭髪検査で全員一致の方が不自然

頭髪検査の背景には学生たちが規律を重んじて、集団生活を送れるように育ってほしいというような目的もあります。

校則も無視して髪の毛を染めるような生徒は、あまりにも不自然な髪の色なので元の色に戻すために指導するというのは、かなり昔からあったことです。

ただ、頭髪検査でそういう生徒を除き、全員の髪の色が一致するように指導するというのは、やはりいきすぎた頭髪検査と言わざるを得ません。

そもそも日本人の髪の色は黒と言われていますが、よく見ると、真っ黒な人とそうでない人で分かれています。

そもそも髪の毛の色が数十人・数百人単位でまったく一緒というのはかえって不自然としか言えないですよね！

地毛登録をしていても頭髪検査の対象に！？

数年前から頭髪検査の問題が明るみになりました。

そこで、一部の中学・高校ではもともとの髪の色や天然パーマの生徒を対象に地毛登録という制度を採り入れました。

頭髪指導の度に言いがかりをつけられてもたまったものじゃありませんから、

先に地毛登録で生徒の人権を守ろうということです。

地毛登録をするためには幼少期の写真などから、

髪の色や天然パーマかどうかを判断するそうです。

まさかの地毛登録でも頭髪指導！？

地毛登録で事態は解決かと思われますが、

数年前から導入している高校では、地毛登録しているのに頭髪指導があったという事例があったそうです。

こうなるとイタチごっこに突入ですよね。

染めた・染めてないの押し問答が卒業まで続きますので・・・。

頭髪検査はいつの時代でも変わらない！

実際、私が通っていた高校でも頭髪検査はありました。

当時、髪を染めていなかった私はなにもありませんでしたが、

私の友人は常にひっかかっていました。

その理由が、天然パーマだから・・・。

そもそも、天然パーマや頭髪の色が茶色くなっているのは、生まれつきの体質なわけで、それをどうこう指摘するのは名誉棄損なのでは？

と、当時思ったことがありました。

実際、自分の地毛だと証明できる根拠を提示したのにも関わらず、学校側からの頭髪指導が収まらない場合は、慰謝料請求できる場合もあるそうです。

もし本当に我慢が出来ない場合には専門家に相談するのがベストですね！

まとめ

いつの時代も頭髪指導は繰り返されてきましたが、

最近はマスコミなどにも取り上げられるケースが増えてきました。

賛否両論分かれるところですが、学生の人権にかかわるところなだけあって、

慎重に対応してもらいたいものですね！